今年がこんな年になるなんて想像だにしていなかった昨年末。
漠然と2020年の計画を考えていました・・・。
昨年が「マンスリー太宰リーディング」ということでかなり忙しかったので、今年は少しペースを落とし、やりたいことをじっくりやる年にしたいと思ったのです。
そんな中で、どうしても太宰朗読をしたい日が2日だけありました。
生誕111年にちなんで「1月11日」もしくは「11月11日」に
朗読会をすることです!
1月は さすがに準備が間に合わなかったので、11月に照準を当てていたのですが・・・2月頃からコロナ騒ぎが起こり、実に8か月、全ての本番がなくなりました。
夏が過ぎても収束の気配がなく、11月もほぼ諦めていた時・・!
調布市の「あくろす」の担当Mさんが、「中村さん、今年も思い切ってやりませんか」と、お声をかけてくださったのです!!
昨年、一昨年と朗読会を主催してくださった「あくろす」さんで、
私が希望する11月11日に朗読できることになったのは奇跡としか言いようがありません。
20日に市報掲載、そして21日に電話予約開始。
今年は30名様にお席を減らしての開催でしたので、いずれ満席になることは予想していましたが、何と21日の午後には増席分も完売に!Mさんから驚きの連絡がありました。
皆様、やはり配信ではないリアルな公演を待ち望んでいらっしゃったのでしょうか。有難いことです!
実家から義絶され、故郷になかなか帰れなかった太宰さん。コロナ禍で実家に10か月も帰省できない私・・・。どこか重なるものがあります。
今回は、故郷を想う太宰の心情を綴った作品「思い出」と「故郷」を、万感の想いを込めて朗読させていただきます。
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