7月17日、前日に梅雨明けした東京は、朝から厳しい暑さとなりました。幸田弘子先生を偲ぶ朗読会「幸田弘子が愛した世界」は
早稲田奉仕園スコットホールにて、満席のお客さまをお迎えして行われました。暑い中お越しくださった皆様、誠にありがとうございました!!
幸田先生門下の朗読グループ「幸風」主催で、その殆どの仕切りは代表の鈴木千秋さんがしてくださいました。ありがとうございました。
当日は、照明の方、受付の方など多くの方々のお力をお借りいたしましたことに、深く感謝いたします。
グループ解散から10年以上たち、其々が独自の仕事や活動をしている中で、改めて集まって稽古するのはなかなか大変でしたが、久しぶりに全員で集合するのは同窓会のようで懐かしくもありました。。
さて、公演ですが。。
2部構成で行われ、1部は鈴木さんによる詩の朗読の後、
中村の「黄金風景」朗読、そして木山さんの「妹へのレクイエム」朗読+大澤さんの演奏。休憩を挟み、2部は鈴木・中里・相橋・木村による「ちいさな王子」朗読+大澤さんの演奏で、2時間20分ほどの公演でした。
当初、私は和服も考えたのですが、恐らくとても暑いだろうことと、和服ですと動きづらいので、和風のドレスにいたしました。
黒留袖の生地を、山田百里恵さんに御仕立ていただいた物です。
幸田先生に師事してまもない頃、「きれいに読めることはわかったから、もうキレイに読まないで」と言われ、どうしていいかわからなくなった私・・・。そんな時に門下の朗読会で太宰作品を読むことになり、「黄金風景」を見つけました。作中の「おまわり」さんの言葉を津軽弁で読んでみよう・・と思いついたのは、普通に読むのでは認めていただけない、という苦し紛れからだったかもしれません・・・。先生は「それはあなたにしか出来ないことよ」とおっしゃってくださり、とても励みになりましたし、そのお言葉が今の私の朗読スタイルを作ることになったと感謝しております。
今回は13分ほどの出番のみでしたが、御覧くださったお客様から
「朗読会があったら行きたいから教えてください」と、何人もの方からおっしゃっていただけたことが大変嬉しいことでした。
皆様、本当にありがとうございました!!
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