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何と!文化庁の芸術祭に・・・

この秋、10月28日(木)9の朗読公演が、令和3年文化庁芸術祭の参加作品にエントリーされることになりました!

今回は記念受験のようなつもりで勢いで応募してしまっただけに、通知が届き「承認」の文字を見た時には飛び上がってしまいました。

この無謀な挑戦を決めたのは今年春のこと。。。調べてみると、

初めての応募には、過去の出演公演動画の提出が必要で、それまで殆ど動画は撮っていなかった私はかなり焦りました^^;。

そこで、6月の桜桃忌朗読会の様子を撮影していただき、それを提出するつもりで準備していたのです。

ところが!6月の公演は19日。そうして応募締め切りは23日必着とわかり!!動画撮影をお願いしたМさんは寝る間も惜しんで編集を上げてくださったのです。。本当にありがとうございました。

さらに、素人同然の私に、書類の書き方などのアドバイスを親身になってしてくださったKさんにも深く感謝しております。

 

文化庁に承認していただいた場合は、芸術祭のマークや参加作品であることを全ての印刷物に記載すること、とあったので、

通知を待ってようやくフライヤーなども仕上げていただきました。

今回も、桜桃忌朗読会の時と同じく「Life Garden」さんにお願いしたのですが、「津軽」と「走れメロス」という和洋折衷の演目を、

素敵に融合させたフライヤーを作製してくださいました。ありがとうございます!

 

今回は、フルートの福島明佳さんに御力をお借りして、二つの作品世界を創りあげていこうと思っております。

また今回、初めて演出の方をお願いいたしました。以前、マリンバの松本律子さんとの公演でお世話になった豊岡久美香さんです。

 

 

出演者だけで創りあげることが多かったのですが、やはり俯瞰で客観的に見てくださる方が必要だなと感じておりましたので、大変心強く思っています。

 

フライヤーにも書きましたが、この混沌とした世の中にあって、心が揺れ動くことがとても多いように感じています。私もその一人です。

でも、「津軽」であれば、幼いころ世話になった故郷の女性を懐かしみ会いたいと願う想い。「メロス」であれば、度重なる苦難に心折れそうになりながらも、最後の力を振り絞って友のために走るひたむきさ・・・。

こうした嘘のない純粋な想いを言葉に乗せてお届けする・・まさにそれは「言霊」となって聴く方の心を打つのではないかと、そんな風に思うのです。音楽もまた同じ力を持っていると思います。

一つのフレーズを演奏されるだけで、ふぅっと優しい心持になれる。。そんな演奏をなさる福島さんのフルートが、中村の朗読にどのような旋律を奏でてくださるか、今から本当に楽しみです!!

朗読と音楽で、ほんのひとときでもお客様の心を解きほぐすことができれば、これに勝る喜びはございません。

10月まで懸命に精進・稽古を重ね、皆様をお迎えする所存です。

 

どうぞよろしくお願いいたします。