初夏を通りこし夏のような陽気となった4月10日、さいたま市の大宮図書館で2回目の朗読会をさせていただきました。
定員の2倍もの方にご応募いただいたそうで、本当に有難く思いました。
会場には頑丈なアクリル板が用意されており!透明ではあるのですが、この1枚がお客様との距離を作ってしまう感じは否めません・・
声もこちら側に跳ね返ってきてしまうので、やむなくピンマイクを使用して朗読することになりました。
1部では少しお話を交えながら津軽弁を織り交ぜた短編を2話。
休憩を挟んだ2部では、図書館側からリクエストをいただいた「走れメロス」を朗読しました。これを読むとなると和服はちょっと違うような気がしたので(1回目はそれでも和服でしたが)、和服をリメイクした衣装を選びました。
「メロスは激怒した」で始まり、読み進めるうちに・・・ん??何かが違う・・・と気づきました。そう!休憩時に電源をオフにしたマイクを、そのままにして登場してしまったのです^^;。
でも、もう朗読は始まってしまったので、途中でスイッチを入れるわけにもいきません。仕方ないので、声を張り、アクリル板を突き抜けてお客様に届くよう努めました。
もともとメロスは途中からどんどん熱量が増してお腹の底から声が出る感じになるので、マイクは不要だったかもしれませんが・・・。
音楽も照明もない「素語り」の会というのは、全く誤魔化しがきかない、ある意味怖い本番でもあります。全身全霊で読む、という初心を思い出すことができた貴重な一日でした。大宮図書館の皆様、
暑い中お越しくださった皆様、本当にありがとうございました!
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