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桜桃忌朗読会終了!

6月19日。太宰治さんの誕生日であり、またご遺体が発見された日ということで「桜桃忌」として知られています・・。

この大切な日ひ、昨年に続き、神保町「ブックハウスカフェ」さんをお借りして「中村雅子の太宰語りvol・3」を開催いたしました。

午前午後とも満席のお客様をお迎えし、それでなくても30度近くだった会場は熱気ムンムン!

 

今回は、午前と午後で内容を変えてお送りするという初の試みをいたしました。

午前は、写真にもある「太宰くん」人形を製作された人形作家の山下さち子さんをお迎えしてのトークと朗読。午後は青森出身の篠笛・フルート奏者・森田万里子さんをお迎えして演奏をお楽しみしただきながらの朗読でした。

山下さんとご一緒のお写真がないのが大変残念です・・

 

 

ゲストだけでなく、朗読作品ものべ6作品。そのうちメインの「魚服記」は、午前が標準語・午後は全て津軽弁で朗読という『読み分け』に挑戦しました!

これまで津軽弁で全て読むのは「雀こ」に限られていたのですが、他の作品でもそのようなことが出来ないか、ずっと考えていたのです。魚服記ならば津軽が舞台だし、できるのでは・・と思ってトライしました。

有難いことに、午前午後とも通してお聴きくださったお客様が何人もいらしたのですが、何と殆どの方が「津軽弁の方が伝わってきた」とおっしゃったのには正直ビックリしました!「よくわからなかった」と言われるかも・・・とドキドキしていたからです。もっとも、最初に標準語で予習できたからかも?とのお声もありましたが^^;。

 

でも、森田さんの情感たっぷりの篠笛のおかげで、津軽の風景がより浮かび上がってきたのかもしれません。篠笛は大変好評でした。

森田さん、ありがとうございました!

そして、私達を見守ってくれる「太宰くん」の存在!

愛を込めて作ってくださった山下さんにも心から感謝いたします。

ありがとうございました。

 

最後に、今回も沢山の方がお手伝いくださいました。

抜けの多い私をフォローしてくださり、本当にありがとうございました!

さあ、次は10月31日の公演の準備に入ります。詳細が決まりましたらまたお知らせいたしますね。どうぞよろしくお願いいたします。